柚木中が国税庁長官表彰 租税教育の推進で 税の作文は岸野さん(大野中)入賞 佐世保市

表彰状を受け取る久保校長(左)=佐世保市立柚木中

 本年度の租税教育推進校で、佐世保市立柚木中(久保寛人校長、82人)が国税庁長官表彰を受けた。中学生の「税についての作文」では、同市立大野中3年の岸野羽琉さん(14)が福岡国税局長賞を受賞するなど佐世保税務署管内で35人が入賞した。
 国税庁長官表彰は全国で13校が受賞。福岡国税局管内(福岡、長崎、佐賀)では柚木中が唯一選ばれた。全校生徒で租税教室を実施したり、作文に取り組むなどコロナ禍でも租税教育を続けたことが評価された。
 久保校長は「よりよい社会づくりに向けて、生徒の興味や関心が高まってくれたらいい」と話した。
 岸野さんの作文は「税金に救われた命」がテーマ。「一生懸命書いた作文が賞をもらえてうれしい」と話した。

福岡国税局長賞を受賞した岸野さん(右)=佐世保市立大野中

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