【茂木】早春の町の人気観光地、飯(いい)のミツマタ群生地をPRしようと、地元の逆川小の児童が客を歓迎する看板を描き、群生地観光の拠点「いい里さかがわ館」の駐車場横に14日、学校や保護者らと協力して設置した。
縦80センチ、横150センチの長方形の板に、6年生13人を主体に5年生も協力して昼休みや放課後の時間を使い約1カ月半かけてペンキで描いた。黄色いミツマタの花を中心に、杉林の葉や幹、遊歩道を観光客が歩く姿を描き、早朝の陽光が差し込む群生地の幻想的な光景を生き生きと表現した。
「ようこそ!! 茂木の妖精の森ミツマタ群生地へ」の文字で、同施設を訪れる観光客を迎えている。
群生地の案内人奥野恵二(おくのけいじ)さんを講師に同校で今年6月に開いた学習会をきっかけに、地元の観光資源を愛する活動の一環で看板を作ろうと児童が発案し、保護者会と学校が後押しした。
この日午後看板を立て、焼森山ミツマタ保全協議会の谷中裕一(やなかひろいち)会長がお礼と誘客へ期待の言葉を述べた。看板製作に当たった6年中西清桜(なかにしきよら)さん(12)は「文字もうまく配置できた。これを見て群生地に行ってもらえるといいな」と笑顔で話した。