「鈴張ワイン」新酒が完成 広島・安佐北区のご当地ワイン

広島市安佐北区のご当地ワイン「鈴張ワイン」の新酒が完成しました。10作目のことしはブドウの出来もよく、おいしいワインに仕上がったそうです。

ことしの鈴張ワイン「スズ シャルドネ 2023」です。広島市のブドウ栽培家・佐々木勇 さん(49)が作りました。

ブドウ栽培家 佐々木勇 さん
「柑橘系の香りがしっかり出た感じで、10回目のワインですけど、ベスト5くらいに入ると思います」

広島市安佐南区のレストラン「カフェ・ブランシュ」です。佐々木さんは、19日、店を訪ねて新酒の完成を報告しました。

カフェ・ブランシュ 向井大祐 さん
「酸味がずっと口の中に残って、本当、魚介とかに合わせていただくと、すごく合ってくると思います。ぼくらが取り扱う料理だと1位になると思います。これだったら」

標高およそ400メートル、安佐北区鈴張にあるブドウ畑です。佐々木さんは15年前から、ここでワイン用のブドウ「シャルドネ」を栽培しています。夏の猛暑もブドウの生育にとってはよかったようです。

ブドウ栽培家 佐々木勇 さん
「甘みも十分あるんですけど、ちょうどいい酸味もあって、おいしいです」

醸造は世羅町のワイナリーに委託し、先月末、完成しました。

カフェ・ブランシュ 向井大祐 さん
「年々、佐々木さんのワインはしっかりしてきている。やっぱり樹齢年数だと思うんですね。年々、成長するブドウのおいしさっていうのをやっぱり肌で感じていただいて、お料理とも一緒に楽しんでいただきたいと思います」

「スズ シャルドネ 2023」はおよそ1000本製造され、1本3100円で販売されます。

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