「食べてもおいしい」瀬戸内の島で正月飾り用の葉つきみかん出荷 広島・呉下蒲刈

広島県呉市で正月の鏡もちやしめ飾りに彩りを添える葉つきみかんが出荷されました。

選果場には、収穫された葉つきみかんが山のように積み上げられました。呉市下蒲刈地区は、葉つきみかんの県内最大の産地です。

およそ500年前から栽培が始まり、形や味を変えずに受け継がれていて現在は、55戸の農家が出荷しています。

葉を残して出荷するので機械で選別や箱詰めができないためすべて、手作業で行います。ことしは猛暑の影響で少し小ぶりですが、例年並みに仕上がりました。強い甘みと爽やかな香りが特徴で、食べても美味しいということです。

JAひろしま 呉選果場 當田卓也 副事業所長
「縁起物ですので飾って頂いてその後にゆっくり食べて頂いて、お正月を迎えて頂きたいと思います」

ことしはミカンの表年に当たるため、去年より3トン多いおよそ19トンが県内や関西方面の市場に出荷されます。

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