「鈴張ワイン」の新酒が完成 広島・安佐北区のご当地ワイン

広島市安佐北区のご当地ワイン「鈴張ワイン」の新酒が完成しました。10作目のことしはブドウの出来もよくおいしいワインに仕上がったそうです。

ことしの鈴張ワイン、「スズシャルドネ2023」です。

広島市のブドウ栽培家・佐々木勇さんが作りました。

佐々木勇さん「柑橘系の香りがしっかり出た感じで」「10回目のワインですけど、ベスト5くらいに入ると思います」

広島市安佐南区のレストラン「カフェ・ブランシュ」です。佐々木さんは、19日店を訪ねて新酒の完成を報告しました。

カフェ・ブランシュ 向井大祐さん「酸味がずっと口の中に残って、本当、魚介とかに合わせて頂くと、すごく合って来ると思います」「僕らが取り扱う料理だと1位になると思います。これだったら」

標高およそ400メートル安佐北区鈴張にあるブドウ畑です。佐々木さんは15年前から、ここでワイン用のブドウ=シャルドネを栽培しています。夏の猛暑もブドウの生育にとってはよかったようです。

佐々木勇さん「甘みも十分あるんですけど、ちょうどいい酸味もあって、おいしいです」

醸造は世羅町のワイナリーに委託し、先月末、完成しました。

向井さん「年々ね、佐々木さんのワインはしっかりして来ている。やっぱり樹齢年数だと思うんですね」「年々成長するブドウのおいしさっていうのを、やっぱり肌で感じて頂いて、お料理とも一緒に楽しんで頂きたいと思います」

「スズシャルドネ2023」は、およそ1000本、製造され1本3100円で販売されます。

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