黎智英氏の裁判で特区政府コメント

壱伝媒集団(ネクストメディア)の創業者である黎智英(ジミー・ライ)氏の香港版国家安全法に関わる訴訟について、特区政府は12月18日、黎氏に関する法的手続きが現在も進行中であるため、この件についてはいかなる者もコメントするのは不適切であると述べた。同日の政府新聞公報によると、政府報道官は「いかなる国、組織、個人も、政治力やメディア、その他の手段を利用して香港特区の司法手続きに干渉し、被告が公正な裁判を受けることを妨げることは、香港特区の法的行為を損なうことになる」と指摘。司法の進行を妨害または妨害する意図を持った発言、または同様の意図を持った行為は、法廷侮辱罪または司法妨害となる可能性が非常に高いと警告した。

報道官は「香港の法執行部門は、関係する人物や組織の行動に基づいて、厳密に証拠に基づき、法律に従って執行措置を講じている。報道の自由や個人や組織の背景とは何の関係もない」と言明。また特定の背景を持つ個人や組織は、その違法な行為や活動に対して法的制裁を受けるべきではないとの主張は「彼らに刑事特権を与えるに等しいものであり、法の支配の精神に完全に違反する」と指摘した。

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