野口彌太郎賞子ども絵画コン 最高賞 仁田佐古小5年・德永君、橘中2年・平本さん 「長崎の自慢」描く

德永君の作品「4年ぶりのおくんち」

 「じまんしたい長崎のまち・くらし」をテーマに募集した本年度野口彌太郎賞子ども絵画コンクールの最高賞、野口彌太郎賞に、長崎市立仁田佐古小5年の德永奏太君と同市立橘中2年の平本佑衣さんの作品が決まった。主催の同市は9日、長崎原爆資料館ホールで特選以上の入賞者(14人)に表彰状を贈った。

平本さんの作品「大浦天主堂」

 勇壮な長崎くんちの演(だ)し物を躍動感いっぱいに表現した德永君は「コッコデショを斜めにして迫力を出した」と話し、受賞を喜んだ。平本さんの作品は空の描写や主題の大浦天主堂に視点が集まるよう工夫した図法が高く評価された。

 同コンクールは2009年度に始まり15回目。今回は計717点(小学生418、中学生299)の応募があった。
 全入賞作品77点は来年1月14日まで、同市平野町の平和会館1階にある野口彌太郎記念美術館で展示する。

表彰状を受け取る德永君(右)=長崎市、長崎原爆資料館ホール

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