志賀町長選、期日前投票始まる朝から長蛇の列 荒天前、早めに

期日前投票の順番を待つ有権者=20日午前10時、志賀町役場

 24日投開票の志賀町長選の期日前投票は20日、町内2カ所で始まり、午前中から大勢の有権者が一票を投じた。現職町長が逮捕、起訴された贈収賄事件を受けての選挙とあって関心が高いことに加え、21日からの大雪に備えて早めに投票を済ませたい町民が長い列をつくった。

 町役場1階に設けられた投票場では午前8時半に受付が始まった。順番待ちの列は徐々に長くなり、一時は最後尾が正面玄関からはみ出すほどに。中には30分待った有権者もおり、行列を見て引き返す高齢者の姿も見られた。町選管は受付スタッフを1人から5人に増やして対応した。

 富来活性化センターの投票場も混雑した。同センターを訪れた川岸育子さん(81)=富来領家町=は「あしたから天気が荒れるらしいから、早めに投票に来た」と話した。

 町長選にはいずれも無所属新人で、前金沢市議の高岩勝人氏(56)=高浜町=、前町議の南政夫氏(59)=矢駄=、前町議の稲岡健太郎氏(46)=徳田=の3候補(届け出順)が立候補した。

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