今季も中盤戦に突入したイングランド・プレミアリーグ。あと10日で1月の移籍マーケットが始まる。
『888sport』から、今回は「この冬にイングランド・プレミアリーグで行われる可能性があるビッグプレーヤーの移籍」をご紹介する。
カルヴィン・フィリップス
現所属:マンチェスター・シティ
噂される移籍先:トッテナム・ホットスパー、ユヴェントス、バイエルン、ニューカッスル
現在クラブワールドカップを戦っているマンチェスター・シティ。ジョゼップ・グアルディオラ監督はハードスケジュールで数多くの選手を使わざるを得ない状況になっているが、カルヴィン・フィリップスがレギュラーに定着できる可能性はほとんど感じられない。
リーズからかなりの移籍金で獲得された彼であるが、その価値の高さや給与額もあって移籍先が見つからず、今夏のマーケットではあらゆるオファーがその基準に達さなかった。
ただロドリゴ・ベンタンクールが負傷したトッテナム・ホットスパーにとっては、彼はその穴を埋める存在として間違いなく考慮できる選手だ。買取オプション付きのローンで借りることは理にかなっている。
他にも様々なクラブが関心を持っており、ユヴェントスやバイエルン、ニューカッスルが交渉に臨んでいるとも。
マーク・ゲヒ
現所属:クリスタル・パレス
噂される移籍先:マンチェスター・ユナイテッド、リヴァプール、アーセナル、トッテナム
現在クリスタル・パレスで安定したパフォーマンスを見せているマーク・ゲヒ。おそらく彼が移籍するのは来年夏であると言われており、多くのビッグクラブが注目しているという。
ただマンチェスター・ユナイテッドにとってはそんな悠長なことを言っている場合ではない。ラファエル・ヴァランとリサンドロ・マルティネスが苦戦しており、ジョニー・エヴァンズに頼らなければいけない。
アントニ・マルシャルやカゼミロ、そして上記のヴァランなどが冬に退団するという噂もあり、そうなればおそらく急務となるセンターバックの補強を行うだろう。
他にもリヴァプール、アーセナル、トッテナム・ホットスパーなどのクラブが獲得を検討しているとか。
アルマンド・ブロヤ
現所属:チェルシー
噂される移籍先:フラム、ニューカッスル、ウェストハム
アレクサンダル・ミトロヴィッチをサウジアラビアに売ったフラム。その後釜となったラウール・ヒメネスはまだ4得点と苦戦しており、攻撃陣の再編が必要な状況だ。
アルマンド・ブロヤはかなり期待できる選手であり、ミトロヴィッチやラウール・ヒメネスの仕事をこなせる長身ストライカーだ。ただ今所属しているチェルシーでは怪我もあってニコラス・ジャクソンの後塵を拝し、エンクンクの復帰でさらに出番が限られるようになる。
フラムにとっては大型ストライカーの獲得は間違いなく重要な課題であり、そのプロフィールにブロヤはぴったりフィットする。
なお、他にもニューカッスル・ユナイテッドやウェストハム・ユナイテッドが関心を持っているという。完全移籍であればチェルシーは2500万ポンドほどを求めているというが…。
ドニー・ファン・デ・ベーク
現所属:マンチェスター・ユナイテッド
噂される移籍先:アイントラハト・フランクフルト、ローマ
アヤックスで活躍したドニー・ファン・デ・ベーク。マンチェスター・ユナイテッド移籍後は苦戦していたが、恩師エリック・テン・ハフ監督の就任で復活の見込みもあると考えられていた。
ところが、監督交代後も彼はほとんどプレー機会がない状態が続いており、夏にレアル・ソシエダへの移籍交渉が破談に終わっていたことも明らかにされた。
そして今冬噂されているのはアイントラハト・フランクフルト。ローン移籍のためにすでにメディカルチェックを行っているという報道もあり、長谷部誠とチームメイトになる可能性が高いと言われる。
なお、他にもジョゼ・モウリーニョが率いているローマが関心を持っているとか。
アーロン・ラムズデール
現所属:アーセナル
噂される移籍先:ウォルヴァーハンプトン、チェルシー
ミケル・アルテタ監督は「アーセナルのゴールキーパーは二人いる」と強調しているものの、アーロン・ラムズデールが今季ダビド・ラヤのバックアップになってしまっていることは全員の目に明らかなものだ。
ラムズデールの父親は先日アルテタ監督を公然と批判しており、選手本人もかなり不満を溜めていることは間違いない。他のプレミアリーグのクラブにとっては狙い目の選手だ。
そしてウォルヴァーハンプトンはGKジョゼ・サーがサウジアラビアのクラブに狙われていると言われており、もしそうなればおそらくラムズデールがその穴埋めになるだろうと伝えられている。
なお他にも意外なことにチェルシーが彼の獲得に関心を持っているというウワサも。