特徴は青森県モチーフの内装 青函フェリーの新造船「はやぶさⅢ」1月20日就航

青函フェリーの新造船「はやぶさⅢ」のイメージ図(同社提供)

 青森-函館間を運航する「青函フェリー」(本社・北海道函館市)は20日、来年1月20日に新造船「はやぶさⅢ」を就航させると発表した。4月に就航した「はやぶさⅡ」と同型の船だが、エントランスの壁の模様をリンゴの木のデザインにするなど、青森県を連想させる内装が特徴だ。

 新造船は老朽化が進んでいる「3号はやぶさ」の後継となる。船体は長さ約115メートル、幅約19メートル、総トン数2997トン。定員は300人で、乗用車なら120台を運べる。

 はやぶさⅡと同様、波による揺れが少なく、燃費に優れている。

 内装はエントランスのほか、部屋の表示板にアオモリトドマツや刺し子などの絵柄を取り入れる。

 同社は現在、はやぶさⅡ、はやぶさ、あさかぜ21、3号はやぶさの4隻で往復16便を運航しており、新造船就航後も現行の体制は変わらない。

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