私たちの生活にいまや欠かせないスマートフォンですが、12月27日から販売のルール変更に伴い、割引額が変わります。スマートフォンはいま、買い時なのでしょうか。
【写真を見る】「ちょっと焦る 早く買わなきゃ」スマホはいまが買い替え時なのか？ルール変更で割引額変更
静岡市駿河区にある家電量販店では、12月に入り携帯電話の購入を検討する客が増えています。
＜来店客＞
Q.26日までお買い得って知ってましたか?
「ちょっと焦る。早く買わなきゃ」
＜来店客＞
「26日まで、安いと思って来ました。子どものスマホを買おうかなと思って」
Q.安い時期は外せない?
「物価高なので、安いことはありがたい」
店内には、来週27日から端末の値引き額の規制を告知するポップがありました。
＜コジマ×ビックカメラ静岡店 角田聡店長＞
「1円だったり、実質23円ですとか、お買い得に買えなくなる機種が出てくるかもしれない」
Q.今あるプランは26日まで?
「非常にお買い得な時期だと思います」
27日からルールが改正されることで携帯電話の端末代金の割引額が規制されます。
例えば、10万円の端末を購入する場合、現状では2万円の割引に加え、通信会社が独自の割引をすることによっていわゆる「1円スマホ」ができていました。それが今回のルール改正によって割引額が固定されるため、私たちの負担額が増加する可能性があるのです。
ルール改正を目前に、携帯電話端末の買取や修理の専門店にも影響が出ています。
＜iPhoneStation静岡店 阿波根永吉店長＞
「11月よりも12月の方が忙しく、買取の売り上げだと倍近い。新品のiPhoneを買った次の日くらいに転売してくるお客さんも見受けられる」
Q.買い取ったスマホの需要は?
「国内というよりも、国外で需要があります」
実は今回のルール改正、いわゆる「転売ヤー」対策という側面があります。
＜スマホジャーナリスト 石川温さん＞
「円安なので、海外の人が日本で買うと相当安く買える。転売ヤーを撲滅させるために、新しい規制が入るということ」
新たなルールが適用されると、割引の上限は端末の価格が4万円以下は2万円、4～8万円は半額、8万円以上が4万円になります。
＜スマホジャーナリスト 石川温さん＞
「いま安く売られているのは、2～3年前の機種だったりするので、それこそ、4～5年機種変更をしていない人からすると、元々、型落ちになったような端末は、値下がりした上で、割引を適用することになるので、そこは買いやすくなるケースもある」
ここで気になるのはスマートフォンはいま、買い時なのかという点です。専門家によると、4～5年以上機種変更をしてない人は、いま安く購入ができる2～3年前の端末を26日までに購入するのがおすすめです。
一方、最近、新規購入や機種変更をした人、欲しい端末がない人は、2024年4月の春商戦に向けて各通信会社が改正後の規制の中で価格競争が予想されることから少し様子を見ることがおすすめとしています。
