長与町・中学部活動の地域移行 企業2社と連携協定 環境づくりや指導者育成へ

締結書を手にする(左から)渡辺氏、吉田町長、石塚氏=長与町役場

 中学部活動の地域移行を先進的に取り入れている長崎県西彼郡長与町は15日、三井住友海上火災保険、部活動支援を手がけるスポーツデータバンクと3者間の連携協定を締結した。子どもたちがスポーツを楽しむ環境づくりや指導者養成に向けた事業につなげる。
 町役場に3者の代表が集い、締結書に調印した。スポーツデータバンクの石塚大輔社長は「指導者の確保は大きな課題。指導者に対する研修・認証制度の構築も大変重要」、三井住友海上火災保険長崎支店の渡辺太郎支店長は「さまざまなリスクを最小限にすることで安全に、安心してスポーツをしていただきたい」と損害保険業の視点から支援を約束した。吉田愼一町長は「子どもから大人まで楽しく元気に、心身ともに健康で自分らしい暮らしを続けることができる地域社会づくりに努める」と語った。
 連携事業の一環で、トップアスリートを講師に招いた指導者研修会を本年度中に予定している。企業版ふるさと納税の制度を活用する。

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