本郷飛行機、プラント点検・倉庫向けの屋内用自動巡回ドローン、おてがる版の販売開始

機体の概要

P250-LNは、主に工場内やビル内など、GPSの有無にかかわらず、屋内環境において、ラインマーカが設置された床面上を自動で飛行しながら情報収集を行うことで、巡回点検や警備などの業務を行うことを目指したドローンだ。

P250-LNは専用のラインマーカを途切れなく設置することで、指定された経路を自動で飛行し、専用の離着陸ポートで自動充電に対応しているドローンであり、従来はラインマーカの設置業務や飛行場所に合わせた機体のカスタマイズを含め、ひとつのソリューションとして提供してきた。

ドローンの更なる社会普及を目指し、屋内での自動飛行ドローンがもっと気軽に試せるよう、誰でもラインマーカの設置ができるおてがる版のP250-LNの販売を新たに開始する。

機体スペック

セット内容

機体本体、電池、自動充電用の離着陸ポート、Wi-Fiルータ、操作端末(タブレット)、ラインマーカ(サンプル)

導入例

P250-LNの飛行経路はラインマーカを2本交差させ、交差点を作ることで、前進・後退と旋回・昇降の指示ができ、自動飛行ができる仕組みという。

交差点のはみ出し部分と交差点どうしの距離、壁からの距離など、ラインマーカの設置の際のルールに注意をする必要がありますが、飛行経路を自由に設計できる。

上記図にあるように、メータの確認や漏水の確認、日々の状態の記録、荷物についているQRコードの確認など、点検業務や撮影業務、棚卸業務などのシーンに利用できる。

この図はドローンを2台導入し、1台が故障しても業務が続けられるよう、設置している例だ。飛行場所の通路は70cm以上の幅と、70cm~3.5mの高度が必要としている。

飛行は、ラインマーカに大きく依存するため、白飛びしないよう、屋外からの外光が入らないことなど、照明の明るさに気を付ける必要があるが、専用のアプリケーションで飛行可能か確認できる。

事故を防止するため、人がいない環境での利用を勧めているが、衝突防止機能と、緊急時には自動着陸する機能も搭載されており、安全性にも配慮した製品となっているという。

▶︎本郷飛行機

© 株式会社プロニュース