「2010年4月以降『PFOS』含む泡消火剤使っていない」航空自衛隊浜松基地が調査結果まとめる

航空自衛隊浜松基地の周辺から発がん性が指摘される高濃度の有機フッ素化合物「PFAS」が検出された問題で、同基地は2010年以降、「PFAS」の一種「PFOS」を含んだ泡消火剤を使っていないという調査結果をまとめました。

この問題は、浜松市西区にある航空自衛隊浜松基地周辺の地下水などから指針値を超える「PFAS」が検出されたもので、浜松市は同基地に対し、調査を依頼していました。

12月22日、市に送られた同基地の調査結果によりますと、2010年4月以降、航空機火災消火訓練や泡消火設備点検、実際の火災において、「PFAS」の一種「PFOS」を含む泡消火剤は使用していないということです。また、2020年12月以降、PFASを含む泡消火剤は使用していないということです。

一方、2010年4月から2020年12月までの間、PFOS以外のPFASを使用していたかどうかについては、市への回答文書に記載しておらず、2010年3月以前については記録が残っていなかったということです。

浜松市は「内容を精査し、対応を検討する」としています。

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