ロドリ、クラブW杯制覇も相手の悪質タックルに「泣きそうになった」

写真:ロドリはFIFAクラブワールドカップ決勝で後半途中に負傷交代

マンチェスター・シティは現地時間12月22日にFIFAクラブワールドカップ決勝のフルミネンセ(ブラジル)戦に挑み、FWフリアン・アルバレスの2ゴールなどで4-0と快勝。クラブ史上初となる世界制覇を達成した。

この試合に先発出場したロドリは後半途中、フルミネンセのアレクサンデルに右後方からの悪質なタックルを受けてその場に倒れこんだ。その後、治療を受けて一度はピッチに戻ったものの、すぐにプレー続行不可能と自ら判断し、74分にマヌエル・アカンジと交代した。

右足首に相手の体重が乗り、ヒザに負荷がかかるようなタックルだったため状況が不安視されたが、ロドリは試合後、自力での歩行が可能な状態で、大会MVPのトロフィーも自らの足で歩いて受け取った。

そして試合後のミックスゾーンで語った内容を、イギリス『スカイスポーツ』電子版が伝えている。ロドリは「ヒザに嫌な感覚があったのでとても怖かったけど、幸運なことに何もなかった」と語り、このように続けた。

「今日はトロフィー以上のものを手に知れた。無事に家に帰ることができる。(タックルを受けた直後は)ほとんど泣きそうになった。とても心配したけど、何もなくてよかったよ」

マンチェスター・シティの次の試合は現地時間12月27日のプレミアリーグ第20節エヴァートン戦になる。この試合に間に合うかどうかを聞かれたロドリは「大丈夫だと思う。とても劇的なプレーだったから痛みはあるけど、何も影響はないと思うよ」と、試合出場に問題ないことを示唆した。

マンチェスター・シティにとってロドリは不可欠な存在であり、今シーズンの公式戦で敗れた4試合ではいずれもロドリが先発を外れていた。ロドリ不在の試合では著しく勝率が低下しているだけに、今回のタックルが大事に至らなかったことはマンチェスター・シティにとっても朗報と言えるだろう。

© 株式会社SPOTV JAPAN