ユルドゥズ移籍後初弾に途中出場ヴラホビッチが勝ち越し弾、ユベントスが曲者フロジノーネに競り勝つ【セリエA】

[写真:Getty Images]

ユベントスは23日、セリエA第17節でフロジノーネとのアウェイ戦に臨み、2-1で競り勝った。

前節ジェノアに引き分けて首位インテルとの勝ち点差が4に広がった2位ユベントス(勝ち点37)は、ラビオが負傷から復帰。一方でキエーザの負傷を受けてユルドゥズがバイエルンから昨季移籍後、初スタメンとなった。

コッパ・イタリアでナポリを下すジャイアントキリングを起こした13位フロジノーネ(勝ち点19)に対し、ミリクとユルドゥズの2トップで臨んだユベントスがアグレッシブな入りを見せると、12分に先制する。

決めたのはユルドゥズ。高い位置でボールを奪った流れからコスティッチのパスを受けたユルドゥズがDF3人に囲まれながらもドリブル突破。ボックス左に鋭く侵入してシュートを決めきった。

ユルドゥズのトップチーム初ゴールで試合を動かしたユベントスは先制後、フロジノーネの圧力を受ける形となった中、26分にアレックス・サンドロが負傷。代わって古巣対決となるガッティが投入された。

守勢のユベントスは39分、コスティッチがボックス左まで侵入して際どいシュートを放って牽制した中、1点のリードで前半を終えた。

しかし迎えた後半も受けに回ったユベントスは開始6分に追いつかれる。スルーパスでボックス右のスペースをバエスに突かれ、そのままシュートを決められた。

失点を受けてユベントスは3枚替え。ユルドゥズや負傷したロカテッリに代えてヴラホビッチやイリングを投入した。すると63分に決定機。ミリクのヘディングでのパスを受けたボックス中央のヴラホビッチがシュート。しかしGKトッラティのセーブに阻まれた。

その後、ハルイのミドルシュートをGKシュチェスニーが好守で凌いだユベントスは76分、マッケニーのボレーがバーに直撃する決定機を演出すると、81分に勝ち越し。マッケニーの右クロスをヴラホビッチがヘディングで流し込んだ。

さらに88分、イリングのスルーパスに抜け出したヴラホビッチがネットを揺らしたが、ここはVARでオフサイドに。

それでも2-1で試合を締め、ユベントスが勝利を取り戻している。

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