今週は日ごとに気温高く 多雪地はなだれに注意 元日は穏やかな天気に

 日本海側はこの週末にかけて、強い寒気の影響で大雪となった所があるが、今週は北陸なども雨の所が多くなる見込み。なだれや屋根からの落雪、路面状況の悪化に注意が必要だ。週の後半にかけて気温が高くなっていき、30日(土)から31日(日)にかけては、西日本や東日本で15℃以上となる所もありそうだ。北陸や北日本もこの時季としてはかなり高くなる所があるため、なだれには十分な注意が必要となる。元日は晴れる所が多く、広い範囲で穏やかな陽気となる見込み。

日本海側は雨の所も 落雪やなだれに注意

 きょう(日)は、強い寒気が抜けていき、日本海側の雪は弱まった所も、あす(月)にかけて、雨や雪の範囲が広がる見込み。北陸から山陰の平野部では雨の所が多くなるため、なだれや、屋根からの落雪、路面状況の悪化に注意が必要だ。また、低気圧の影響で北陸や東北の日本海側を中心に大気の状態が不安定となるため、落雷や突風にも注意が必要となる。この先、北陸や北日本の日本海側を中心に、雨や雪の降る日があるが、火曜日は東北も湿った雪や雨となる見込み。水曜日から木曜日は、北日本を中心に冬型の気圧配置となるため、 雪や風が強まって荒れた天気となるおそれがある。

太平洋側を中心に晴天続く

 関東から西を中心に、29日(金)にかけては晴れる日が続き、大掃除もはかどりそうだ。30日(土)から31日(日)は、西日本や東日本も雲が広がりやすく、西から天気は下り坂となる見込み。ただ、元日(月)は、天気が回復に向かい、初日の出は見られる所が多くなりそうだ。日中は穏やかな天気の所が多い見通し。

年越しは全国的に気温高く

 あす(月)は、西日本を中心に北よりの風が強まるが、週の後半にかけて寒さは和らぎ、一転して気温は高めとなる見込み。30日(土)から31日(日)ごろは、特に気温が高くなり、西日本や東日本では15℃以上となる所もありそうだ。北陸や北日本も平年より高く、30日は、北陸でも15℃くらいまで上がる見込み。なだれにはよりいっそう注意が必要だ。

(気象予報士・及川藍)

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