「いちごスペーシア」が出発! 東武日光駅でお披露目 県誕生150年記念、3年間運行へ

出発式で「いちごスペーシア」を見送る人たち

 東武鉄道は24日、イチゴをイメージした塗装を施した特急「いちごスペーシア」の運行を始めた。東武日光駅で出発式が行われ、栃木県を象徴するようなイチゴカラーの車両がお披露目された。

 栃木県誕生150年を記念した企画。東武スカイツリーライン、東武日光線、東武鬼怒川線の区間で約3年間運行する。

 車両は、ピンクの車体に赤のラインやイチゴをあしらった県誕生150年記念エンブレムなどがデザインされた、かわいらしい色合いが特徴。外装だけでなく、6号車の全6個室と、2号車と5号車の15列目のシート各4席は、赤や緑色のイチゴ柄を施した。15列目のみなのは「イチゴ」の語呂合わせからだ。

 出発式では多くの鉄道ファンらが見守る中、地元の子どもたち約30人などが旗を振るなどして、いちごスペーシアを見送った。

 東武日光駅の谷田貝淳(やたがいじゅん)駅長は「特にお子さまや女性に喜んでもらえたらうれしい。150年ということで、まずは栃木県のイメージアップにつながれば」と話した。

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