チェルシーは24日、プレミアリーグ第18節でウォルバーハンプトンとアウェイで対戦し1-2で敗戦した。
前節のシェフィールド・ユナイテッド戦でリーグ戦3試合ぶりの白星を飾った10位チェルシー(勝ち点22)は、ミッドウィークに行われたEFLカップ準々決勝のニューカッスル戦をPK戦の末に勝利。公式戦3連勝を目指すチームは、その一戦からスタメンを3人変更。エンソ・フェルナンデスやカイセド、バディアシルに代えてブロヤ、ウゴチュク、グストをスタメンで起用した。
リーグ戦2試合勝利のない14位のウルブス(勝ち点19)に対し、最前線にブロヤを据えた[4-2-3-1]で試合に臨んだチェルシーは立ち上がりから攻勢を続けるが、要所を締めるウルブスの集中した守備を前になかなか決定機まで至らない。
互いに枠内シュート0本のまま前半半ばに差し掛かると迎えた31分、チェルシーが最初の決定機を迎える。GKからジョアン・ゴメスへのパスを狙っていたスターリングが前向きな状態でインターセプト。そのままGKとの一対一を迎えたが、シュートは絶妙なタイミングで距離を詰めたGKジョゼ・サのファインブロックに弾かれた。
ハーフタイムにかけては、ホームのウルブスが反撃。44分にはサラビアのロングパスからDFの裏に抜け出したファン・ヒチャンに決定機が訪れたが、ボックス右から鼻垂れたシュートは枠に上に外れた。
ゴールレスで迎えた後半、チェルシーは立ち上がりにピンチ。48分、左CKの流れたボールをボックス右横で拾ったジョアン・ゴメスが供給したクロスからフリーのトチ・ゴメスがドンピシャヘッドで合わせたが、これはGKペトロビッチが正面でブロック。
守護神の好守に救われたチェルシーだったが、直後にセットプレーから失点する。51分、サラビアの右CKをレミナが頭で合わせると、これがゴール左隅に吸い込まれた。
先制を許したチェルシーは、59分にブロヤとウゴチュクを下げてエンクンクとムドリクを投入。すると63分、ボックス左深くまで抜け出したパーマーのクロスのこぼれ球をムドリクが頭で折り返すと、中央のエンクンクが胸トラップからシュート。しかし、これはゴールカバーに入ったトチ・ゴメスにゴールライン上でかき出された。
その後は1点を追うチェルシーが猛攻を仕掛けるが、自陣でブロックを構えるウルブスの堅守に苦戦すると、試合終了間際に試合を決定づける2失点目を喫する。
93分、ジョアン・ゴメスのスルーパスでボックス左に侵入したウーゴ・ブエノの折り返しがバディアシルの踵に当たると、このこぼれ球に反応したドハーティが冷静にゴール右隅にシュートを流し込んだ。
2点を追う展開となったチェルシーは、96分にスターリングの右クロスからエンクンクのゴールで1点を返したが、反撃はここまで。チェルシーはウルブスにリーグ戦3試合ぶりの白星を献上した。