バスケットボール男子Bリーグ1部(B1)富山グラウジーズは24日、富山市総合体育館でSR渋谷に68-82で敗れ、3連勝とはならなかった。通算成績は3勝21敗。順位は中地区8チーム中、最下位のまま。
富山はマーフィーJr、伊藤、上田、ブバ、ミラーが先発。第1クオーター(Q)は前日好調だった3点シュートがゼロと鳴りを潜め、相手にリードを許した。第2Qは上田の3点シュートなどで一進一退の攻防を繰り広げたが、後半に入るとターンオーバーなどミスからの失点が重なった。第3Qに11点差まで突き放され、第4Qも追い上げられなかった。
高岡大輔ヘッドコーチ(HC)は「苦しい時間帯があった。目の前の試合を勝ちに行けるように準備していきたい」と話した。次戦は30日、北海道の北海きたえーるで北海道と戦う。
勝ち急ぎ失速
前日に今季初となるホーム戦白星と連勝を挙げて士気が高まっていただけに、痛い黒星となった。富山は後半にチームプレーがおろそかになって失速。チーム全体のアシスト数は、33点差で快勝した前日の半分となる18にとどまった。高岡HCは「勝ち急いで我慢できなくなってしまった」と唇をかんだ。
序盤から相手にリードを許したが、前半は粘って10点差以内を保った。しかし、第3Qは攻め急ぐあまりに呼吸が合わず、連係ミスが多発。後半のターンオーバーは前半の6倍となる12を数えた。上田は「第3Qのターンオーバーで流れを持っていかれた」とうなだれた。
ブバら外国人選手を中心とした個人技で対抗したものの、一度失った流れは戻ってこなかった。「今日は試合をコントロールできず、自分たちが何をすれば良いか分からなくなった」とブバ。「良いディフェンスをした後、もっとスローダウンしながら戦うべきだった」と反省しきりだった。
富山 68 - 82 SR渋谷
(1Q) 12 - 19
(2Q) 26 - 26
(3Q) 16 - 20
(4Q) 14 - 17
▽観衆 4512人