大の里が新入幕 所要4場所で昇進 初場所、西前頭15枚目

大の里

 日本相撲協会は25日、大相撲初場所(来年1月14日初日・両国国技館)の新番付を発表し、デビュー5場所目の大の里(23)=津幡町出身、二所ノ関部屋=が西前頭15枚目で新入幕を果たした。初土俵から所要4場所での幕内昇進は、所要3場所だった遠藤(金沢学院大附属高OB、追手風部屋)と伯桜鵬に次ぐスピード昇進となる。

 石川県出身力士の新入幕は、2019年夏場所の炎鵬(金沢市出身、金沢学院大OB、宮城野部屋)以来、4年8カ月ぶりとなる。石川の戦後の幕内力士は12人目。二所ノ関部屋では、元横綱稀勢の里が二所ノ関親方を襲名してから初の新入幕となる。

 大の里は日体大で2年連続のアマチュア横綱などのタイトルを引っ提げて夏場所で幕下10枚目格付け出しでデビュー。東十両5枚目で迎えた九州場所では12勝3敗の好成績を収めた。十両優勝は決定戦で敗れて逃したが、幕内昇進を確実とした。

 大の里は九州場所千秋楽で「輝けるような、飛躍できるような一年にしたい」と来年の抱負を語っていた。

© 株式会社北國新聞社