真ちゅう製からプラスチック製で“自衛策” 新たな「橋名板」を設置 盗難被害相次ぎ=静岡・島田市

静岡県内で橋の名前の入った「橋名板」が相次いで盗まれた事件を受けて、島田市は12月25日、これまでの真ちゅう製ではなく、プラスチックで作られたプレートを設置しました。

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25日、復元工事が行われたのは島田市の城山橋。2023年9月、橋の名前が刻まれたプレート「橋名板」が盗まれました。

静岡県内では2023年、橋名板が盗まれる被害が相次ぎ、その数は島田市だけで49枚、被害額は245万円に上るとされています。橋名板は主に真ちゅう製で、1枚およそ5万円もするため、転売目的で盗まれたとみられています。

島田市では、被害に遭った城山橋で、高価な真ちゅう製からプラスチック製へと材質を変更。1枚当たり1万6,000円ほどで、耐久年数は10年以上ということです。

<島田市都市基盤部 田村登央係長>
「正直、盗まれたことについてはとても悲しいと思っています。今後このようなことがないようにぜひともお願いしたいと思っています」

島田市では、被害を受けていない橋の橋名板を溶接したり、ネジ山をつぶすなどして盗難対策を完了させていて、ほかの被害に遭った橋についても、年度内を目標に復元工事を行う予定です。

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