ジャパンカップの経済波及効果が過去最高31億超え 宇都宮市発表 コロナ落ち着き、宿泊や飲食増え

過去最高の約5万5千人(主催者発表)が観戦した10月14日のクリテリウム

 【宇都宮】佐藤栄一(さとうえいいち)市長は25日の定例記者会見で、30回目の節目となった10月13~15日の自転車ロードレース「2023ジャパンカップサイクルロードレース」について、3日間の経済波及効果が過去最高の31億2200万円に上ったと発表した。新型コロナウイルスの流行が落ち着き、県外からの来場者が増え、宿泊や飲食の消費が増加したことを要因に挙げた。

 来場者へのアンケートを基に市が算出した。経済波及効果は前年を4億8800万円上回った。このうち宿泊、飲食費やイベント開催費など「直接効果」に当たる額は約20億円で前年比約2億6千万円増だった。

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