舞うBMX、華麗な回転技で観客魅了 甲子園球場で世界大会 17カ国から100人以上が参加

華麗な技を決める選手=西宮市甲子園町、阪神甲子園球場

 競技用自転車「BMX」の世界大会「FLATARK(フラットアーク)」が23、24日、西宮市甲子園町の阪神甲子園球場で開かれた。世界17カ国から100人以上の選手が集まり、グラウンド内の特設ステージで派手な技を繰り広げ、多くの観客が盛り上がった。(村上貴浩)

 一般社団法人「ARKLEAGUE」が同球場の100周年記念事業の一環として開いた。今大会の種目「フラットランド」は、平らなステージで前後どちらかの車輪だけでバランスを取ったり、車体を回転させたりする技を組み合わせて独創性や連続性などを競う。

 会場には巨大なスピーカーなどが設置され、大音響の中で選手が次々に登場。後輪だけでバランスを取り、空中で自転車を1回転させた後に再び乗るといった大技が決まると客席から大歓声が上がった。世界のトップ選手らも参加する「オープンクラス」では、男性が高校3年の片桐悠さん=新潟県、女性は中学1年の本村果鈴さん=東京都=が優勝した。

 観戦した会社員の男性(26)=大阪市=は、BMXに乗るのが趣味といい「選手ごとに技の個性があってどれも圧巻だった」と話した。

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