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小山市内を拠点に活動するプロレス団体「イーグルプロレス」は23日、外城(とじょう)の県南体育館で設立30周年記念大会を開き、来場者約2500人と共に節目を熱く盛り上げた。
同団体は吉田和則(よしだかずのり)代表(52)が1992年に設立した。現在は選手10人が所属し、立木の道場で練習しながら、県内を中心に興業を開いている。
新型コロナウイルスの影響で、記念大会は1年越しとなった。全6試合を行い、人気レスラーの越中詩郎(こしなかしろう)さんや「義足のレスラー」として知られる谷津嘉章(やつよしあき)さんらが熟練のパフォーマンスで観客を魅了した。
メインイベントの6人タッグマッチで吉田代表がアクロバティックな空中技を決めると、会場のボルテージが一気に上がった。試合後、吉田代表は「多くの人のおかげで30年続いた。これからも自分たちに付いてきてくれる仲間と戦い続ける」と力強くあいさつした。
長年のファンという横倉新田、会社員松本朝明(まつもとともあき)さん(48)は「今も変わらずレベルの高い試合ですごく感動した。地域に根差した団体として40年、50年と長く続いていってほしい」と、さらなる発展を願っていた。