大谷翔平選手のグラブ届き「プロになって直接お礼言いたい」 福井県内、受け渡された児童たち笑顔

大谷翔平選手から贈られたグラブを手に、笑顔を見せる児童=12月25日、福井県あわら市役所

 米大リーグ、ドジャースの大谷翔平選手が全国の全小学校約2万校に寄贈するグラブが12月25日、福井県内でいち早く、あわら市と敦賀市の両市教委に届いた。あわら市役所では同日、市内7校への受け渡し式があり、各校の児童代表が、甲斐和浩教育長から緊張した面持ちでグラブを受け取った。子どもたちは早速グラブをはめ、「うれしい」と笑顔を見せていた。

 グラブは1校につき右利き用二つ、左利き用一つの計三つで、大谷選手のサインがプリントされている。「野球しようぜ!」と書かれた大谷選手の写真入りメッセージカードや、子どもたちに宛てた手紙も添えられていた。

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 受け渡し式には、地元のスポーツ少年団で野球をしている児童7人が各校の代表で出席。芦原小学校6年の男子児童は「グラブがやっと届いてうれしい。大事に使いたい」と声を弾ませた。金津小学校6年の男子児童は「野球をもっと頑張りたくなった。プロになって直接お礼を言いたい」。本荘小学校5年の女子児童は「女子も誘って皆で野球がしたい」と話した。

 あわら市の各校では冬休み明けの1月9日以降、全児童が体育の授業などでグラブに触ったり、使ったりする機会を設ける。県内の他の市町にも順次届く見込み。

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