トラヴィス・スコット、ブルックリン公演で「FE!N」を10回披露した理由を明かす

現地時間2023年12月19日に米ブルックリンのバークレイズ・センターで行われたトラヴィス・スコットのライブは記憶に残るものとなった。これは彼がステージ上の巨大な頭部のレプリカに衝突するハプニングがあったからではない。

この日、彼がプレイボーイ・カルティを迎えた楽曲「FE!N」をライブ中に10回も披露したことが、公演後にネット上で大きな話題となった。現地時間12月21日に米トーク番組『ザ・トゥナイト・ショー・スターリング・ジミー・ファロン』に出演したスコットによると、これは意図的で、観客のエネルギーとの相乗効果により起こった出来事だと話した。

「自分には世界一のファンがいて、彼らが与えてくれるエネルギーが自分の活力になる。あの晩、彼らはワイルドだったから、自分はさらにワイルドになったんだ」と彼は説明し、「今夜のマディソン・スクエア・ガーデン公演ではもっとクレイジーになるつもりだ」と続けた。

「FE!N」は、スコットの最新アルバム『ユートピア』に収録されている。ドレイク、ビヨンセ、シザ、バッド・バニー、ザ・ウィークエンドなど豪華スターが参加した今作は、来年の【グラミー賞】で<最優秀ラップ・アルバム>の候補に挙がっている。

32歳のスコットは、番組でノミネートを知った時のことを振り返り、自身の作品を選出したレコード・アカデミーに愛を示した。「当時ツアー中で、会場に行こうとしたら、自分の仲間で、全て(のプロジェクト)におけるパートナーであるデヴィッドが電話してきた。“よう、俺たちまた【グラミー賞】にノミネートされたぞ”って。だから、“OK。じゃあ今度こそ持ち帰ろう”と言ったんだ」と司会のファロンに話し、「自分は音楽が大好きだし、アカデミーのことが大好きなんだ」と語った。

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