北陸新幹線車窓からガオ~!巨大恐竜壁画が福井駅近くに完成 7種21体、ライトアップも

北陸電力福井支店の北側壁面に描かれた恐竜の壁画=12月25日、福井県福井市
えちぜん鉄道福井駅の高架下の壁面に描かれた恐竜の装飾=12月25日、福井県福井市

 来年3月16日の北陸新幹線福井県内開業に向け、福井市の福井駅周辺を恐竜コンテンツで彩る県や市の「恐竜拡大プロジェクト」の第1弾として、北陸電力福井支店壁面の装飾など一部のコンテンツが12月25日完成した。迫力たっぷりの壁画が観光客らを出迎え、恐竜王国福井をPRする。

 同市日之出1丁目の同支店の北側壁面に設置されたラッピングシートは縦約11メートル、横約24メートル。県が北陸電の協力を得て整備し、「フクイウェルカムウォール」と名付けた。フクイラプトルやフクイサウルスなど福井に生息していた恐竜7種21体が描かれ、JR福井駅の壁画を手がけたイラストレーターの山本匠さん(千葉県)が担当した。

 北陸新幹線の車両が金沢方面から速度を落としながら福井駅に入る際、左側の車窓から眺めることができるという。25日からはライトアップも始め、毎日午後5時から同11時まで照らす。

 また、同市中央1丁目のえちぜん鉄道福井駅高架下の通称・御園通りにある壁の一角は、市が恐竜イラストで装飾した。「海の世界へのゲート」というコンセプトで、縦約3メートル、横約3メートルの壁にプレシオサウルスやモササウルスなど海の中にいた5種6体が描かれている。今後、近くに恐竜博士のベンチも設け、光を使った演出も検討しているという。

⇒【写真】高架下の壁面に描かれた恐竜の装飾

 現地で25日、報道機関向けの説明会が開かれ、県と市の担当者は「さまざまな恐竜コンテンツで福井駅周辺の回遊性を高め、にぎわい創出につなげたい」と期待を込めた。今後さらに福井駅西口で県が恐竜ロボット2体を設置するほか、東口では市がトリケラトプスのモニュメントを設置する予定。

⇒【動画】全長12mロボットティラノの全貌

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