「意外と大きい」「いっぱい使う」大谷グラブ、青森県内小学校にも

米大リーグ、ドジャースの大谷翔平選手から寄贈されたグラブを早速はめる中里小児童=25日午前、中泊町

 米大リーグ、ドジャースの大谷翔平選手が日本国内の全小学校に三つずつ寄贈したグラブが25日、青森県内にも届き始めた。最も早く受け取った自治体の一つ中泊町では、町職員が町内の四つの小学校のうち、中里小と武田小に届けた。児童たちは早速触ったり、はめたりして「意外と大きい」「いっぱい使う」と歓声を上げて喜んでいた。

 大谷選手と契約するスポーツ用品メーカーから同町に届けられた。グラブには大谷選手のサインが印刷され、「野球しようぜ!」と書かれたカードが添えられており、右利き用二つと左利き用一つがセットとなっている。

 冬休み中の中里小では、三和貴道校長が放課後児童クラブなどで学校にいた児童約30人にお披露目。子どもたちは奪い合うようにしてグラブをはめ、喜びの声を上げていた。

 4年生の葛西優星君は「大谷選手はこういうのを使って野球をしているんだなと思った。野球をやりたくなった」と笑顔で話した。同校では、体育の授業やクラブ活動の中で使用するという。

 県教育委員会スポーツ健康課によると、この日は同町のほか十和田、三沢、鶴田、西目屋、風間浦、佐井の6市町村にグラブが配られた。残る自治体にも順次届く予定。

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