日本のバームクーヘン発祥の地 広島市沖の似島 「ユーハイム似島歓迎交流センター」来年春オープンへ

「似島歓迎交流センター」の命名権を取得した製菓会社のユーハイムと、広島市の締結式が行われました。

広島市沖の似島にある歓迎交流センターは現在、改装工事をしていて、来年4月に340人あまりが宿泊できるアウトドア施設としてリニューアルオープンする予定です。

広島市が公募していた命名権の取得者は、神戸市が本社で、バームクーヘンが主力商品の「ユーハイム」に決まりました。

創業者のカール・ユーハイムは、第一次世界大戦の捕虜として似島の収容所にいました。その際に日本で初めてバームクーヘンを焼き上げ、1919年に、現在は原爆ドームになった広島県物産陳列館で開催された展覧会に出品したことで知られています。

ユーハイム 河本英雄社長「非常に嬉しいし、これから楽しみだし、どういう風なことを本当にしていけば、皆さんのお役に立てるのかなっていう気持ちでいっぱいです」

施設の名称は「ユーハイム似島歓迎交流センター」で、期間は来年度から5年間。命名権料は年間110万円だということです。

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