交通死亡事故が連続発生 指導や取り締まりの強化などを実施 静岡県警が緊急抑止対策

静岡県内で12月22日から24日までの3日間で3人が亡くなるなど、交通死亡事故が連続して発生しています。このため県警は27日までの間、指導や取り締まりを強化するなどの緊急抑止対策を実施し、事故の防止を呼びかけています。

静岡県内では、22日朝、袋井市でオートバイが歩行者をはねる事故があり、88歳の女性が死亡しました。また、24日午後には、沼津市で軽自動車の単独事故があり82歳の男性が死亡。河津町でも車2台の正面衝突事故で軽乗用車の1歳の男の子が死亡しました。

県警が交通指導や取り締まりを強化する中、25日夜にも浜松市東区で軽乗用車が自転車をはね、15歳の女子高校生が意識不明の重体となる事故が起きています。

県警は、緊急抑止対策として、ドライバーや歩行者、自転車に対し、事故を防ぐための注意点をまとめ、県民に呼びかけを行っています。

【ドライバーへの呼びかけ】
・常に運転に集中し、スピードを落として走行しましょう
・前方左右をよく確認して運転しましょう
・横断歩道付近では自転車や歩行者に注意して走行しましょう
・夕方は早めにライトを点灯し、夜間はハイビームを有効活用して歩行者や自転車の発見に努めましょう

【歩行者への呼びかけ】
・道路を横断する際は、手を上げるなどしてドライバーに意思表示しましょう
・夜間、早朝は明るい色の服装で懐中電灯や反射材を活用しましょう

【自転車への呼びかけ】
・交差点では前後左右の安全確認を徹底しましょう
・一時停止場所では必ず一時停止をして安全確認しましょう
・事故による被害を軽減させるため、ヘルメットを着用するよう努めましょう

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