水族館でも年末の大掃除 瀬戸内のカキ養殖再現の水槽も 「1年間の汚れを落とすつもりで」

年末といえば大掃除ですが、広島県の宮島水族館でも、巨大な水槽の汚れを落とす作業が公開されました。

宮島水族館アナウンス 「ダイバーさんこんにちは。水槽のお掃除をはじめて行きたいと思います」

宮島水族館にある、高さ6メートルの「カキいかだ水槽」です。ダイバー姿の飼育員が水槽に入り、アクリル板の水アカをスポンジで丁寧に落としていきます。

「カキいかだ水槽」は、普段、週に一度、主に閉館後に掃除をしていますが、子どもたちに海の生物だけで無く飼育員の仕事も知ってもらうと、公開されました。

水アカを落とした後は、水と砂の重さの違いを利用して汚れだけを吸い出す装置で、水槽の底もきれいにしました。

来館した子どもらは 「魚たちも元気になる。くらしやすい環境になる」「キレイになって(魚も)うれしいかなと思います」

飼育員ダイバー野村隆太さん 「一年間の汚れを落とすつもりでしっかりこすりました。きれいな状態で1年を迎えられるように他の水槽も順次、掃除していこうと思ってます」

宮島水族館は、年末年始も休まず営業する予定です。

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