元従業員の血液検査を1月から実施へ 化学工場の周辺で高濃度PFAS「不安に思われている方もいらっしゃるので」=静岡市清水区

発がん性が指摘される有機フッ素化合物「PFAS」が静岡市清水区の化学工場周辺で高濃度で検出されている問題をめぐり、会社側が元従業員に対して2024年1月から血液検査を実施することがわかりました。

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静岡市清水区の「三井・ケマーズフロロプロダクツ清水工場」周辺では、発がん性が指摘される有機フッ素化合物「PFAS」が高濃度で検出されています。これを受け会社側は元従業員に対して、血液検査を実施する案内を送っていたことが分かりました。

対象は、2013年までにPFASの一種・PFOAを扱う業務を行っていた従業員のうちの希望者です。

丸山剛社長は文書で「一連の報道により不安に思われている方もいらっしゃるかと存じますので、血液検査を実施することといたしました」と示しています。

締め切りは1月9日で、検査は1月以降に静岡市内で行われる予定です。

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