手作り「佐賀かるた」で熱戦 偉人などテーマ、初の大会 佐賀市

「佐賀かるた大会」で熱戦を繰り広げる参加者=佐賀市の佐賀城本丸歴史館

 佐賀市内の小中学生が郷土の偉人などをテーマに作った「佐賀かるた」を使ったかるた大会がこのほど、佐賀市の佐賀城本丸歴史館で開かれた。未就学児から大人まで38人が年代別の4部門にエントリーし、熱戦を繰り広げた。

 偉人や伝統行事、特産品のほか、今年話題となったSAGAアリーナや佐賀バルーナーズなどを紹介した札が読み上げられると、参加者は身を乗り出して手描きの絵札を素早く取り合った。

 小学生の部で優勝した松尾咲希さん(10)、彩未さん(6)姉妹は「(決勝戦の)前半は他のチームにたくさん札を取られて焦ったが、後半に巻き返すことができてよかった」と喜んだ。

 子どもの成長を支援する市民団体「さがみらいく」が初めて企画し、8月にかるたを作成した。溜渕孝浩代表は「今後も大会を開催したいと強く感じた。かるたを楽しみながら、佐賀についてもっと知ってもらいたい」と話した。(伊東貴子)

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