静岡県の委託事業者がサイバー攻撃を受ける 個人情報データ93件漏えい 別の業者からのアクセスキー漏えいが原因か

静岡県の温泉を活用した実証事業を委託された事業者の管理するデータが、サイバー攻撃を受け、93人の個人情報が漏えいしたことが分かりました。

サイバー攻撃を受けたのは、静岡県の事業である「伊豆ヘルスケア温泉イノベーションプロジェクト」を行う事業者が管理する個人情報のデータです。県によりますと12月10日、第三者による不正アクセスが行われ、保存していたファイルが持ち出し、削除されたということです。

事業者が調査したところ、サイバー攻撃によって氏名や住所、電話番号のほか、血糖値といった健康診断結果や被保険者番号など、93人の個人情報が漏えいしたことが判明しました。

今のところ、個人情報漏えいによる被害は確認されていないということです。事業者の調査によりますと、別の業者からアクセスキーが漏えいしたことが原因だとしています。県は事業者に対して、セキュリティ対策の強化などの再発防止策を求めたということです。

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