砺波市油田地区の神社でさい銭箱が荒らされる被害があったことが27日、分かった。砺波署は窃盗と器物損壊などの疑いで捜査している。
住民によると、27日に砺波市木下の木下神明社でさい銭箱が荒らされているのを、巡回中の砺波署員が見つけた。さい銭箱を固定していたチェーンが切断され、中にあったさい銭が盗まれたとみられる。
2、3日前に住民が確認した時には異常は確認されておらず、それ以降に何者かが侵入したとみられる。
砺波署が27日、さい銭箱などの鑑識活動を行い、住民から被害状況を聴いた。
現場は、今月17日にさい銭荒らしが見つかった砺波市小杉の小杉神社から直線距離で数百メートルと近い。
砺波市内では12月に入り、砺波市林や南般若、柳瀬地区の神社やほこら数カ所でさい銭箱が荒らされるなどの被害が見つかっている。砺波署は同一犯の可能性もあるとみて捜査を続けている。