氷見の魅力 漫画で発信 台湾のア・レイさんがインスタ連載、「景色美しい」と反響

ア・レイさんがインスタグラムで連載している氷見を題材にした漫画

 富山県の氷見市が秋に台湾から招いた人気ウェブ漫画家のA RAY(ア・レイ)さんが、滞在時の体験をコミカルに描いた漫画をインスタグラムで連載し、氷見の魅力を発信している。

 ア・レイさんはインスタグラムのフォロワー約18万人、フェイスブックは約66万人を数える。9月21日~10月4日の氷見滞在中は長坂の棚田で稲刈りを体験し、尊敬する市出身の漫画家の藤子不二雄(A)さんの生家・光禅寺を訪れたほか、ひみ番屋街や海浜植物園などを取材した。

 「MANGA HIMI」は11月上旬に掲載が始まった。最新の3話は藤子(A)さんが生んだキャラクターのモニュメントが並ぶまんがロードを歩いた様子などを織り込んでいる。

 「潮風通り商店街は氷見の最もまんがらしい道」「この道を知っておけば、氷見を楽しめるよ」と吹き出しなどに表現。おばあちゃんの鮮魚店、学生が集まるソフトクリーム店など商店街の魅力にも触れ「古き時代の雰囲気がとても好きです」と紹介している。インスタを見た人からは「建物や景色がとても立派で、美しい」などのコメントが寄せられている。

 漫画は10話程度を予定する。ア・レイさんは作品を通じて「氷見への愛」を伝えたいと考えている。「まるで氷見にいるかのような『リアル』を味わってもらえる漫画を描きたい。氷見の町の雰囲気も少しでも伝わればとてもうれしい」としている。

 市は今後、市内のデジタルサイネージで完成した漫画を紹介する。

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