海外の国では年末年始どう過ごす? ウズベキスタンのサンタは青色? 市民や留学生が学ぶ

ウズベキスタン、ヨルダン両国のお菓子を味わいながら交流をを深める参加者(亀岡市余部町・ガレリアかめおか)

 京都府内で暮らすウズベキスタン、ヨルダン人をゲストに招き、伝統行事や年末年始の過ごし方について学ぶ催しが12月24日、京都府亀岡市余部町のガレリアかめおかであった。参加者は両国のスイーツを味わいながら交流を楽しんだ。

 亀岡国際交流協会が開催している「グローバルカフェ」の一環。市民や留学生約30人が参加した。

 ウズベキスタン出身で舞鶴市の国際交流員を務めるアフメドフ・アシルベクさんは、同国のクリスマスを「新年を祝うお祭り」と紹介。ツリーを飾ったり、ケーキを食べたりする習慣は日本と似ているが、「25日ではなく31日に設定され、サンタクロースの衣装が青色であるなど、宗教色は薄い」と話した。

 ヨルダン出身で亀岡市篠町在住の夫婦は、年末年始の過ごし方について「親戚で集まり、温かい料理を食べながら新年を祝う」と説明。キリスト教徒は人口の3%ほどで「イスラム教徒が人口の大半を占めるため、クリスマスは祝わない」と話した。

 それぞれの国の紹介後、参加者には両国のスイーツやスパイスの効いたアラビアンコーヒーが振る舞われ、登壇者と円卓を囲んで会話を楽しんだ。

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