新党代表の前原誠司氏、次期衆院選で立民、維新との候補者調整に意欲

新党代表の前原誠司氏(中央)と幹事長の徳永久志氏(左)

 新党「教育無償化を実現する会」の前原誠司代表(衆院京都2区)は12月28日、次期衆院選で立憲民主党、日本維新の会と候補者調整に向けて協議する意向を明らかにした。立民の泉健太代表(衆院京都3区)は「遠慮しない」という方針を示している。

 京都市内で記者団の取材に応じた前原氏は「党が立ち上がったばかりで政権交代を目指すこと、政策本位で野党結集が基本的なスタンスだ」とした上で、「今後どこまで話をできるか分からないが、維新や立憲とは、そういうこと(候補者調整)を含めて話をしていきたい」と語った。

 次期衆院選の候補者調整を巡っては、立民の泉代表が「自民党と対峙(たいじ)する上で(教育と)話をする可能性もあるが、選挙区で遠慮することはない」と発言。新党に参加した徳永久志衆院議員(比例近畿)=立民を除名=が立候補を予定する滋賀2区に、候補者を擁立する考えを示していた。

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