リズムに乗せ、事故防止訴え 佐賀県警音楽隊、モラージュ佐賀で演奏会

交通事故防止などを訴えながら演奏する県警音楽隊=佐賀市のモラージュ佐賀

 佐賀南署は21日、県警音楽隊の演奏会を佐賀市のモラージュ佐賀で開いた。演奏に合わせて交通事故などの防止を訴えるパネルを掲げ、来場者に反射材やチラシを配布。県内で増加している交通事故やニセ電話詐欺に注意するよう求めた。

 人気アニメのテーマソングなどを演奏し、曲の間には県内の交通死亡事故発生状況やニセ電話詐欺の手口を紹介した。同署の原尚士署長は「年末年始にかけて交通事故が増える傾向がある。歩行者の反射材着用や、車の早めのライト点灯を心がけてほしい」と話した。

 12月7日以降、県内では交通死亡事故が4件発生し、県交通対策協議会は18日に交通死亡事故多発警報を発令。今年のニセ電話詐欺や交流サイト(SNS)を悪用した詐欺の被害額は、11月までに9億円を超えた。(上田遊知)

© 株式会社佐賀新聞社