佐賀県内の工業系高校による学習成果発表大会がこのほど、鳥栖市民文化会館で開かれた。5校の生徒が写真や動画をスクリーンに映しながら発表し、最優秀賞には電子ピアノ製作の成果を披露した北陵高が選ばれた。
発表の場を作ることで生徒の主体性、創造性、問題解決能力を育てようと開いている。本年度は唐津工業高、佐賀工業高、鳥栖工業高、北陵高、有田工業高が参加し、内容や発表の技術などを審査した。
北陵高は電子科3年の江口晴希さん、小野美賢祐さん、宮地夢人さんが発表。電子ピアノは、中学生向けの体験入学などで展示し、ものづくりへの関心を持ってもらおうと製作した。使ったプログラムや電子部品の配置・配線、動作確認などの様子を説明し、「数多くの失敗をしたが、ものづくりを通じて作る楽しさ、大変さを学ぶことができた」と成果を紹介した。
優秀賞には鳥栖工業高、優良賞には有田工業高が選ばれた。（樋渡光憲）
