「クマ汁」のお味はいかに 前回は大雪の中でも100食完売 12月29日に販売イベント

「ここでしか食べられない味を楽しんでほしい」と話すSEWのメンバー(京丹波町本庄・道の駅「和」)

 京都府京丹波町産の食材を使った具だくさんの「クマ汁」を味わえるイベントが12月29日、同町坂原の道の駅「和」で開かれる。前回は大雪にもかかわらず、100食を完売する好評ぶりで、今回は倍の200食を用意する。

 地元の若手事業者らでつくるサークル「SEW(ソウ)」が主催。ジビエ(野生鳥獣肉)の中でも希少なクマ肉を手軽に味わってもらおうと企画した。

 材料には町内で捕獲したクマの肉と、豆腐や根菜など町内産の食材を使用。臭みの少ないあっさりとした口当たりで、ジビエ初心者や子どもでも食べやすいという。

 2023年1月の初開催では、大雪で国道9号の観音峠が通行止めになり、亀岡方面からの来場に影響が出たが、多くの人が訪れた。メンバーの一人(52)は「今回は晴れの予報。前回来られなかった人や、まだ食べたことのない人に、この地でしか味わえない冬の味覚を楽しんでほしい」と話している。

 クマ汁は1杯800円。販売開始は午前11時からで、売り切れ次第終了。

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