おうちから甘~い匂い 高さ60センチ、女子大生が保育所へ贈る 材料に使ったのはなんと

同志社女子大の学生から贈られたお菓子の家をを興味津々に眺める子どもたち(京田辺市三山木中央・三山木保育所)

 京都府京田辺市興戸の同志社女子大学の学生たちが「お菓子の家」を作り、三山木保育所(同市三山木中央)に寄贈した。かわいらしく飾り付け、甘い匂いを漂わせるおうちに園児は目を輝かせて喜んだ。

 食べるのとは違う視点から菓子で人を喜ばせることを考える授業で、同志社女子大学現代こども学科の竹井史教授のゼミ生11人が、約4週間をかけて製作した。

 お菓子の家は高さ・幅各約60センチ、奥行き約45センチ。サブレを4枚重ねてブロック状にして城壁のように積み、内部の柱にフランスパンを使用。カラフルなゼリーでステンドガラスを模した。すべてを食用の素材でつくることにこだわった。

 12月25日に保育所を訪れ、クリスマスプレゼントとして贈った。お菓子の家を見た約130人の園児たちは「すごーい」と大きな歓声を上げた。近寄って眺めては「サンタさんを見つけた」「いい匂いがする」などと大喜びの様子だった。

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