【ホープフルS】武豊「幼いところが出た」今年もG1完全制覇ならず…レース後ジョッキーコメント

12月28日、中山競馬場で行われたG1・ホープフルステークスは、レガレイラがG1昇格後に牝馬で初めてこのレースを制した。

ホープフルS、レース後ジョッキーコメント
1着 レガレイラ
C.ルメール騎手
「後から楽にポジションを上げていけました。最後の瞬発力がすごかったです。スタートはあまりよくなかった。ゲートの中でちょっとチャカチャカしたから。ゲート開いた時、タイミングはあまり良くなかったので、すぐ後ろの方になりましたけど、冷静に走ってくれましたので、最後良い脚を使うことができました。3・4コーナーで、手応えは良かったです。2歳馬ですから、全馬フラフラしてました。だからどこから来れるか探しましたけど、大外出してから、すごく良い反応をしてくれました。デビュー戦から能力を見せてくれました。3戦目、すごく良い脚を使って来年も楽しみですね。今日は2000mで乗りやすかったです。距離伸ばしたら、いいと思います。最高の1年でした。今日でG1・5勝目です。日本ですごく嬉しいです。1年間でファンの応援はすごかったです。ほんとにありがとうございました。また来年。よいお年を!」

2着 シンエンペラー
B.ムルザバエフ騎手
「稽古も乗せてもらって、競馬も上手に運びました。子供っぽいところはありますが、一戦ごとに進化しています。素晴らしい馬で来年が楽しみです」

3着 サンライズジパング
菅原明良騎手
「スタミナを活かす競馬をしようと思っていました。ハナか番手でと考えていましたが、行く馬もいましたし控える競馬になりました。芝レースでもよく頑張ってくれました」

4着 アドミラルシップ
H.ドイル騎手
「まだ子供っぽいのですが、良いレースは出来ました。道中はリズムよく走れて、良い脚を使ってくれました。来年が楽しみです」

5着 ミスタージーティー
坂井瑠星騎手
「道中の感じは良く、上手くさばけていれば上位が狙えたと思います。僕が上手く乗れませんでしたが能力は高いです」

今村「私の経験が必要」

2023ホープフルS・ホルトバージと今村聖奈騎手

11着 ホルトバージ
今村聖奈騎手
「丁寧に調教して下さったおかげで、馬も落ち着いて臨めました。勝ち馬と似たような位置にいましたが、3、4コーナーの位置どりは私の経験が必要だと思います。人馬ともに来年は飛躍の年にしたいです」

14着 センチュリボンド
武豊騎手
「気性が幼いところが出てしまいましたね」

15着 アンモシエラ
藤田菜七子騎手
「芝でも前には行けましたが、現状はダートの方が走れると思います」

レース結果、詳細は下記のとおり。

12月28日、中山11Rで行われた第40回ホープフルステークス(2歳オープン・牡牝・G1・芝2000m・1着賞金=7000万円)は、C.ルメール騎乗の1番人気、レガレイラ(牝2・美浦・木村哲也)が勝利した。3/4馬身差の2着に2番人気のシンエンペラー(牡2・栗東・矢作芳人)、3着に13番人気のサンライズジパング(牡2・栗東・音無秀孝)が入った。勝ちタイムは2:00.2(良)。

3番人気で鮫島克駿騎乗、ショウナンラプンタ(牡2・栗東・高野友和)は、7着敗退。

スワーヴリチャード産駒はG1初制覇

2023ホープフルS・レガレイラとC.ルメール騎手

C.ルメール騎乗の1番人気、レガレイラが鮮やかな差し切りでG1初制覇を飾った。直線での切れ味は一級品だった。先に抜け出した人気のシンエンペラーを目掛けて大外から一閃。坂を登って並ぶ間もなく交わし去った。また、スワーヴリチャード産駒はG1初制覇。殊勲のルメール騎手は「最後の瞬発力は凄かったです」と、同馬の末脚を絶賛した。

レガレイラ 3戦2勝
(牝2・美浦・木村哲也)
父:スワーヴリチャード
母:ロカ
母父:ハービンジャー
馬主:サンデーレーシング
生産者:ノーザンファーム

【全着順】
1着 レガレイラ C.ルメール
2着 シンエンペラー B.ムルザバエフ
3着 サンライズジパング 菅原明良
4着 アドミラルシップ H.ドイル
5着 ミスタージーティー 坂井瑠星
6着 シリウスコルト 三浦皇成
7着 ショウナンラプンタ 鮫島克駿
8着 インザモーメント 佐々木大輔
9着 ディスペランツァ L.モリス
10着 ヴェロキラプトル 戸崎圭太
11着 ホルトバージ 今村聖奈
12着 ウインマクシマム 松岡正海
13着 テンエースワン 横山和生
14着 センチュリボンド 武豊
15着 アンモシエラ 藤田菜七子
競走中止 タリフライン T.マーカンド
出走取消 ゴンバデカーブース
出走取消 サンライズアース

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