名産「夜久野そば」で年越しを 小学生が手作り、生地伸ばし包丁入れる「切るの大変」

桑原さん(右)に教わりながら手打ちそば作りを体験する児童たち=福知山市夜久野町高内・夜久野学園

 年越しを前に、地元産のそば粉を使った手打ちそば体験がこのほど、福知山市夜久野町高内の夜久野学園であった。小学3年の11人がそば生地を力いっぱいこね上げ、手作りしたそばの味を堪能した。

 同町の特産品「夜久野そば」を学ぶ授業の一環。旧精華小時代から続く年末恒例の行事となっている。

 同町板生の農家桑原秀行さん(83)の指導を受け、児童たちは2人一組に分かれてそば作りに挑んだ。めん棒に体重をかけて生地を薄さ約3ミリに引き伸ばし、めん切り包丁で慎重に細く切った。

 他の班が作ったそばと食べ比べ、感想を言い合った。女児(9)は「切るのは大変だったが、みんなで作ったそばはおいしかった。家でも作ってみたい」と話していた。

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