帰省ラッシュ本格化 新幹線は29、30日ほぼ満席 予約は昨年末より大幅増、上りは3日ピーク

大きな荷物を持った帰省客らで混雑する新神戸駅のホーム=29日午前、神戸市中央区(撮影・長嶺麻子)

 年末年始を古里で過ごす人たちの帰省ラッシュが29日、ピークを迎えた。新型コロナウイルス感染症が5類に移行して初めての年の瀬。兵庫県内の新幹線の駅は、大きな荷物を持った家族連れらで混み合った。

 JR西日本によると、28日から1月4日の新幹線・在来線の予約席数は120万4千席で、昨年末より43%増えた。今年の年末年始から連休期間中などは東海道・山陽新幹線の「のぞみ」が全席指定席となり、12月29、30日は終日ほぼ満席。上りのピークは1月3日になりそうだという。

 JR新神戸駅(神戸市中央区)のホームは朝から、帰省や行楽地へ向かう家族連れや外国人旅行者でにぎわった。

 家族5人で高知県に帰省する会社員の男性(40)=同市灘区=は「娘の小学校でもインフルエンザがはやっていて、感染症は気になる」としつつ、「両親も孫と会えるのを楽しみにしている。新幹線の中はマスクを着けて予防しながら移動したい」と話した。(千葉翔大)

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