きょう国学院栃木戦 長崎南山「やってきたこと出し切る」 全国高校ラグビー大会

国学院栃木戦に向けて調整練習する長崎南山の選手たち=天理大白川グラウンド

 第103回全国高校ラグビー大会第3日は30日、大阪府東大阪市花園ラグビー場で2回戦16試合が行われる。長崎県代表の長崎南山は第3グラウンドの第2試合(10時45分)でBシードの国学院栃木と対戦する。チームは「これまでやってきたことを出し切る」と打倒シード校に向けて一丸となっている。
 2回戦からはAシードの東福岡、佐賀工、桐蔭学園(神奈川)、Bシードの大分東明など、シード13校が登場。大会のレベルは一気に上がってくる。天理-関大北陽(大阪第1)、尾道(広島)-流通経大柏(千葉)、石見智翠館(島根)-京都成章は屈指の好カード。九州勢は長崎南山とシード3校のほか、高鍋(宮崎)、名護(沖縄)、鹿児島実の出場8校中7校が2回戦に臨む。
 27日の1回戦で山梨学院に28-26で競り勝った長崎南山は29日午後0時から約1時間半、奈良県天理市の天理大白川グラウンドで調整練習。FWはスクラム、ラインアウト、モール、バックスはサインプレーなどを最終チェックした。
 1回戦で負傷退場したフランカー小川、SO土橋は欠場となったが、チームは「土橋や小川たちの分まで」と気持ちを高めている。久保田監督は「最初からボールを動かし続けるダイナミックなラグビーをして勝ちたい」、主将のSH山下蓮は「いつも通りフィジカルの部分と最後まで走りきることをしっかりやる」と意気込んでいた。

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