避難訓練で靴拭いたりと意外と重宝 京都の老人クラブが小学校に雑巾・タオル寄贈

雑巾とタオルを受け取る三山木小の児童たち(京田辺市宮津)

 京都府の京田辺市老人クラブ連合会女性部が、市内の小学校や高齢者施設に雑巾やタオルを贈る歳末恒例の活動に取り組んでいる。

 市内の会員から手縫いの雑巾や家で余ったタオルなどを募っており、今年は計約3500枚が集まった。市内の8小学校や社会福祉施設など計20カ所に寄贈する。

 同市宮津の三山木小学校では12月、柳田正広会長と渋谷スミ子女性部長が訪れ、児童に雑巾とタオル計100枚を手渡した。同小では避難訓練の際に靴を拭いたり、特別教室を掃除したりするのに重宝しているという。

 受け取った児童会本部役員の6年児童らは「大切に使わせてもらいます」「使い切れるよう、掃除を頑張りたい」と話した。

© 株式会社京都新聞社