広島・芦田川水系で31日から「第1次取水制限」 八田原・三川の両ダム貯水量1500万トン下回る 「節水の意識を」と呼びかけ

広島県東部を流れる芦田川水系の2つのダムで貯水量が減ったため、農業用水と工業用水について31日から取水制限が行われます。

国交省福山河川国道事務所によりますと、30日午前9時の時点で八田原(はったばら)ダムと三川ダムの貯水量が合わせて1494万トンとなり、第1次取水制限の基準としていた1500万トンを下回りました。このため農業用水と工業用水でそれぞれ20%の取水制限が31日午前9時から行われます。

また、このまま降水量の少ない天気が続けば、1月14日にも、第2次取水制限として、農業・工業用水でそれぞれ30%の制限が行われる見込みです。

芦田川水系での第1次取水制限は、ことし3月から4月に実施されて以来で、1998年に八田原ダムの運用が始まり、ダム2基の体制になって以降、7回目となります。

福山河川国道事務所は「いますぐに上水道の制限はないが、普段の生活の中で節水の意識を持ってほしい」と話しています。

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