「畑から煙がモクモクしていて、側で人が倒れている」掛川市の畑で身元不明遺体 焼却炉の火が燃え移ったか=静岡・掛川市

12月30日午前、静岡県掛川市の畑で火事があり、焼け跡から1人の身元不明遺体が見つかりました。

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30日午前11時20分頃、掛川市上西郷の住宅敷地内の畑で「畑から煙がモクモクしていて、側で人が倒れている」と近くに住む人から消防に通報がありました。

警察や消防によりますと、火は畑の藁など約100㎡を焼き、約20分後に消し止められましたが、焼け跡から1人の身元不明の遺体が見つかりました。

警察によりますと、身元不明の遺体は、火事のあった畑の所有者の親族にあたる70代の男性とみられています。

12月30日朝、70代の男性から、畑の所有者に「枯れ木などを焼きたい」と連絡があったということです。

70代の男性は、日頃から畑の近くにある焼却炉を使っていて、その焼却炉の火が、何らかの理由で畑の藁に燃え移ったとみられています。

遺体は全身やけどの状態で、ひどく損傷していることから、身元の特定には時間がかかるということです。

警察は遺体の身元の特定を急ぐとともに、出火原因など調べを進めています。

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